ギリ健、メンヘラな猛毒のブログ

社会不適合者が戯言を吐いているブログです

良い精神科、心療内科を見つける方法

現在、精神、心療内科に通院している猛毒です。私が現在通院している所はとても合っており、快適な通院ライフを送っています。しかし現在のところで良い先生に出会うまでは苦労しました。苦労した理由としましては、ネットで情報を調べようにもあまりにも情報が少なく、どこからかコピペした様な貧弱な情報しかありませんでした。また当事者ではない人が書いた記事が多く、患者視点の物がありませんでした。そこで現在患者である私が患者視点から見た良い精神科、心療内科の見極め方、実態を記します。

精神科、心療内科の違い

簡単に言うと精神科は精神疾患全般を扱うところ、心療内科心身症(メンタルが原因でおきる体の不調)を扱うところです。しかし実際は殆ど違いはありません。心療内科でも精神疾患全般を扱っているところは多々あります。というのも精神科というと通院に抵抗を覚える、偏見が拭えないといった理由で精神科という名称は使わないところが多いです。心の◯◯、◯◯クリニックと名前をマイルドにしています。よってどちらに通っても問題ないです。

ネットでの検索について

私も通院する場所を探すためにネットで検索をして調べました。しかし結果から言うとネット検索は全くあてになりません。言い方が悪いのですが、レビューする人達は精神疾患を抱えている人なので、どうしてもネガティブなものになります。Googleレビューも星1から3が並んでおり、内容も医者や病院に対する不平不満が書き込まれています。どれも主観的なものが多く、客観的なものは少ないです。5ch等もそうです。あまり真に受けない方が良いです。話半分くらいに見て下さい。そもそも地方だとレビュー自体も少なく、検索かけても引っかからないと思います。

筆者の探した方法

まず通院するにあたって大切なのは通いやすい所にあることです。ネットでの検索はあてにならないと判断したので、まずは総当たりしました。家から近い所全てに電話をして初診が取れるかどうかを聞きました。おそらく5、6箇所ぐらいは電話したのですが、初診が取れたのは1箇所だけでした。基本的に精神、心療内科はどこも混んでいます。なので初診はなかなか取り辛いです。取れても数ヶ月後とかザラでした。メンタルが辛い人は早めに探した方が良いです。これは後から始めた通院先の探し方を紹介します。こちらの方が重要です。それは診療だけでなく、カウンセリングや就労支援を行っている所を探す事です。メンクリは診察しかやっていない所が多いです。薬を貰うだけで良いのならそれで良いですが、後々に福祉制度の利用を考えている場合はそのような制度が充実しているところが好ましいです。自分で調べてもわからない場合は役所にTELした方が良いです。私の場合はそれで現在の所を紹介して頂けました。

患者にとって良い医師とは?

良い医師と言うと患者の気持ちに寄り添って、親身になってくれるといった事を考えると思います。精神科医はメンタルを扱うのだから優しいはずだと。そう考えがちなのですが、私が思う良い医師と言うのはこちらの話を聞いて適切に治療をしたり、必要に応じて福祉制度の活用の手助けをすることです。えっ?これって当たり前の事じゃんと読んでる方は思いますよね。しかしこれができていない医師は結構います。私は現在4人目の医師なのですが、これが出来ていたのは今の医師だけです。1人目の医師はこちらの話もろくに聞かずに薬を処方するだけ、いわゆる3分診療ってやつです。おまけに患者に対して感情に任せて説教するような医師でした。そのクリニックは診察室の壁が薄くて、診察内容が丸聞こえだったので、他の方の診察内容が聞こえてくるのですが、その医師は幻聴が聞こえると言う方に対して「そんなものは気のせいだ」と言い、眠れなくて睡眠薬とお酒を一緒に飲んでしまったと言う方に対して「そんなことしたらダメだろ」と怒鳴っていました。これは精神疾患者への対応の基本のキになるのですが訴えや症状に対して肯定も否定もせずというのがセオリーです。つまり何か訴えがあったとしたら「そうなんですね。ではなぜそのように感じるのですか?or眠れない時はどのような時ですか」と言った問いかけをするのが正解です。感情に任せて安易に同情したり、怒る医師はアウトです。この医師は私がodをして緊急搬送された事を知った際にも同様の対応でした。これを機に私は通院するクリニックを変えることにしました。2人目、3人目の医師に関してはこの点は出来ていましたが、ただ漫然と薬を出すだけで次に繋げると行ったことをしないんですよね。通院を半年以上していれば自立支援医療制度を勧めたり、カウンセリングや就労支援の活用といった踏み込んだ治療をしませんでした。これは制度を碌に知らなかった私も悪いと思います。知らないなりに調べるなり、聞くなりすればまた違ったのかとも思います。それでも患者側は治療に関わる制度を知らない方が多いのも事実です。医師は患者に必要に応じて治療の関することも伝えるべきだと思います。4人目の医師ですが、この方も少し変わった方なのですが、今までの医師達とは違っていました。診察の度に私の現在の病状を確認し、薬を調節してくれました。また自立支援医療制度や精神障害者保健福祉手帳と言った福祉制度を活用することを助言してくれ、手助けをしてくれました。正直今までの医師達だったら私はこれらの制度を活用することもできなかったです。なんなら最初の医師に至っては抑うつの診断でした。もし私が最初の医師の診療を受け続けていたら、間違いなく悪化していました。如何に良い医師と出会うことが大切かが分かります。

医師の対応について

これはネットで結構書かれている事なんですが、医師の対応が冷たいということです。実際血も涙も無いような言い方をする医師もいるのは事実なのですが、実は違う面もあります。それは先ほど書きましたように精神疾患者の対応の基本として訴えや症状に対して肯定も否定もしないことです。患者側からするとこちらが必死に訴えているのに医師の方は淡々としていて、それが冷たく見えるということがあるのでは思います。私も当初は精神科医ってドライなのかなと思いました。けどそれは医師としては正しいものだと気づきました。個人的な感情に囚われずに客観的に物事を見るのは診察の上では大切だと思いました。

まとめ

長々と書きましたが結局のところ、良い精神科、心療内科や良い医師と出会うには運やタイミングも結構絡んできます。また性格的に合わないということもあるでしょう。それでもチャンスを掴む為に出来ることは少なからずあると思い、今回記事に書いてみました。次回の記事では通う上でのポイントを私なりに考察したいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。

#精神科 #心療内科